尊敬してやまない会社員時代の上司と食事。
ずば抜けた頭脳と政治力・調整力を持ち
極めて柔軟な発想をされるその方から
会社でチームメンバーとセッションしよう
というオファーをいただいた。
その方は、
あの歴史ある巨大企業において
先進的チャレンジを繰り返し
実際に形にしつつ、
成果を作り続けている人。
僕の資料作りにおける考え方は
この方に鍛えられました。
そんな師匠のひとりから、
会社で仕事として
ディスカッションしよう、
という打診。
まさかまた、
あのオフィスに入れる日が来るとは
想像だにしなかった。
会社員時代の仕事も
人間関係も好きでしたし、
会社員を辞めてからも不義理をせず
定期的に食事をしていました。
また、僕自身は僕自身で、
真面目に愚直に、
今の仕事をやってきて、
まだまだ納得はしていませんが、
成果を出せるようになりました。
結果、
Webマーケティングについて、
チームメンバーと一緒に
ディスカッションする場を持ちたい、
と打診いただけるようになった。
何か副業をやりたいと
僕のセミナーを受けに来た方から
よく聞く言葉に、
こういうのがあります。
「本業が好きなので
そこは削りたくないんです」
全然わかります。
僕は毎日終電かタクシーで朝帰り、
かつ土日も働く企業戦士でしたが、
1mmたりとも
会社を嫌と思ったことは
ありませんでした。
むしろ、楽しかったんです。
その上で副業として起業していました。
どっちも楽しかったんです。
でも僕は、
それぞれが全然違うフィールドでした。
まったく違うジャンルだったので、
交わらないと思ってました。
ところがまさに、
スティーブジョブズが言うとおり、
connecting dotsですよね。
点と点がつながって線になり、
選と選がつながって面になり、
面と面がつながって立体になる。
まさにそれを実感しています。
自分が今まで経験してきたことが
すべて活きてくることが
起業の醍醐味だと、僕は思います。
だからこそ、
すべてのことに
手を抜かないで欲しいんです。
本業から逃げたいとか、
本業をサボるとか、
そういう人は、だいたい成功しません。
その行動パターンが
すべてに共通しますし、
過去の経験が点にすらなってないから
他との差別化も生まれないんです。
さらに言えば、
今回の僕のように
力がある人に引き上げてもらえる、
そういう目を
つぶしていることにもなります。
このセッションが
何につながるかはわかりませんし、
何にもならないかもしれませんが、
そんなこと関係ありません。
全力で臨むのみ。
結果としてそれが
点にも面にも、立体にも
なるかもしれないんですから。
辞めた人を応援してくれて
引き上げてくれようとしている。
これって、
大局的には
理想的だと思うんですよね。
自分の元を巣立った人が
力を付けて、
自分と協業する機会が訪れる。
どちらにとっても
めっちゃ嬉しくないですか?
だからこそ、
巣立った側としては
精一杯恩返ししたいですし、
巣立たれる側としては
無理に引き留めることなく
応援したい。
そうやって、
お互いが大きくなって、
世の中が良くなっていく。
そう思います。